MEMO

point  何故もっと早くに出会えなんだか…!
2010年08月25日(Wed) point 凛堂
十二国記、大変面白う御座います。はーはー…。
現在は「風の万里 黎明の空」を読み終えたところ。今月初めの日記で「風の影 影の海」を読んだと書きましたので、まだ読み終えてないの?というスロウペースですが、読み終えてしまうのが勿体なくて。
「十二国記」なるものの存在を知ったのは十年以上前で、その時点で結構出てたと思ったので、今頃はしばらくじっくり楽しめそうだと思ったのですが、調べてみたらここ数年新刊は出てない…みたいですね?しくしくしくしく。20巻くらいあるのかと勝手に思ってました。
あーしかし本当に面白いです。世界観も重厚だし文章に使われてる言い回しも作者が後書きで述べているようにその世界に合うよう工夫されていて読んでて心地良いです。たまに…というかよく、というか、選ばれた言い回しや単語が世界観や文体に合っていないがためにトリップできない事はよくあるので。
ファンタジーではあるけれど、人や世の理や道が判り易く描かれていて、それは古今東西通じるものなのだと思うし、また忘れたり目を逸らしてはいけない事でもあると思う、そんな、我が身に当て嵌めてみれば時には耳に痛かったり穴があったら入りたい心地になったり、でも誰もがそうなんだろうなと思えるようなものが込めれた作品は元から割と好きなのですが、それを強烈に印象付けるような物語上の出来事に沿って物語の血肉のように描かれているので余計に説得力があっていいですね。しかも窮地が一転したかと思えばまた暗雲の繰り返しにハラハラドキドキさせられる展開で飽きがこないし、でも最後はちゃんと胸が空くような采配で締められていて本当に面白いです。ああもう本当に!
世界に数多の物語が溢れている現代、面白い作品はまだまだたくさんあるのでしょうが、出会えなければどんなに優れた物語でも自分にとっては無価値でしかなく、糧になりようがないので、読むに至らせて頂けた事に感謝です。これは、と思える作品との出会いは、人生において友人と出会うのと同じくらい貴重なことでもあると思います。良い出会いを与えて下さってありがとうございますv
蛇足ですが私は日本語の漢字は割と好きな方だと思うのですが、漢文系は凄く苦手意識が強かったのです。平たく言えばあの字面が硬くて噛みにくかったのですが、これで少し慣れた気がします。今まで読みたいと思った事はなかったのですがいつか三国志にも挑戦したい!…という気になりました。一歩前進。

話変わりましてラウシノ話ですが、年内を目途に、そろそろここの成り立ちの由来を削除して、すっとぼけてオリジナルサイトととして扱おうと思っています。もういいよ…ね?(笑)つってもpixivのマイページにリンク貼る程度のもんですが。
ヌレさんがまた新しいSS描いてくれたので私の落書きと併せて近々更新したいと思います。エロ!
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